ピアニスト、植村美有のブログ

最近のハマりもの☆作家エイミーベンダー。独特の色合いが素敵。溢れる、何もない、そういう悲しみ。
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蒼天航路。
評価:
李 学仁,王欣太
講談社
¥ 530
(1995-10)
コメント:読めたことを感謝。

 主人のご実家から持ってきた
三国志漫画、蒼天航路。

以前最初だけ読んで、なかなか面白いな、と思い
読み進めたのだが


これが今、想像を絶して面白い。

もともと三国志の知識はないに等しい私だが、
今では結構語れる。        ・・・気がする。



個人的には呂布と陳宮が好き(´ω`)




なんというか、最初の方を読んでいた時は
人ひとり殺しただけでその登場人物を大嫌いになっていたけど
だんだん、そういうの気にならなくなって、どんどん魅力に引き込まれていった。

でも考えてみればそれって危険ですよね。
ゲームみたいな感覚で。
人ひとり殺したら、それはどんな理由があっても人殺し。


人ひとりがすべてなのだ。それ以上に重いものなんてあるの?
国? 笑止。



結局全員ただの人殺し。
一生しあわせになるべきじゃない。
てか死んでしまえ。ですよ。

だから。

楽しく読んでいるときも、そういう感覚だけは忘れたくない。

でも、それを心からなくさなければ。
これは生きる力になる。


生きる力は、人の死の上には成り立たないけれど、
これは漫画だから、って思うことにする。


うまくレビュー書けないけど

やる気でる漫画

って。そんな感じです。
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燃えるスカートの少女
評価:
エイミー ベンダー
角川書店
¥ 580
(2007-12)
コメント:静かで激しい水槽の中のような。

 寂しい、と
とても可愛く泣く女性を 私は知っていますが、
私はとてもそんな風には泣けなくて
寂しいと伝えることもできなくて やっと伝えられる頃には
気持ちが壁を越えて 波を作って 嵐のように 難破する船のように
その人をガラス瓶の中に閉じ込めてしまいたいと、怖がらせてしまったりして。

涙を水槽の中にためて、その中に横たわりながら
夢の中で大事な人が 忍び込んでスカートの端を切ってくれるのを
目を閉じながら待っている。

エイミー・ベンダーには、個人的な親近感を抱いています。
とても大切な小説。

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1Q84
評価:
村上 春樹
新潮社
¥ 1,890
(2009-05-29)
コメント:村上春樹久々の長編小説。非常に好きです。

1Q84、大ヒットですね。
みなさんは村上春樹作品にどういうものを求めているのでしょうか。
私は一番最初に「風の歌を聴け」を読み、言葉にならないくらい
気持ちのよい風が心を吹き抜けたような ビールの炭酸が心を洗っていくような
なんともいえない心地を味わいました。
それ以来、たくさんの作品を好んで読んでいます。

早速余談ですが、当時パリからgreeというSNSを覗いていたことがあり、
そこで村上作品である「海辺のカフカ」について いろんな方が書いたレビューを読んでいたことがあります。
いろんなことを書く人がいる中、とても目を引くレビューを書いた男性がいて
ぜひ話をしてみたかったので、思い切って彼にメールをだしてみました。
その男性が今の主人。
村上春樹作品は、キューピッドでもあったり。します。(笑)


そして1984について。
奇しくも1984年は私の生まれた年。
その意識が根底にずっとあり、読んでいる間も複雑な思いが巡りました。
個人的には、ノルウェイの森よりも、ねじまき鳥クロニクルよりも、面白かった。
世界の終りとハードボイルドワンダーランドの、世界の終り方(私は死に方、と考えます)と共通する思想が、言葉による説明が多いことで分かりやすく伝えられていることが印象的でした。

そして村上作品で初めて、恋愛感情で泣いた。
会えもしない二人を思って泣いた。
ノルウェイでもスプートニクでも、恋愛感情など感じなかったのに。
こんなプラトニックな愛があるのか、と思いました。
性の表現が多い、と言うひとは多いけど、それはまったく本質ではない。

好きだったのは、説明を聞かないで分からないことは、説明されても分からない、という考え方。

私はずっとそうだと思っていて、でもなかなか一般的ではないかもしれなくて
だから嬉しかった。のです。ニヤリとしてしまった。

book3は、どちらでもいいです。
自分なりの方向性はあって。きっとこうじゃないかな、という。
だってふかえりに生理はなかった。では実体はどこに。
先生のそばにもうひとり、同じ年の少女がいるんですよね。。顔の見えない。
おそらく彼女が実体かもしれない。

なんていろいろ考えて。
リトルピープルは確かにいて。
空想でもなんでもなくて。
プラトニックで、せつなくて。幸せになってほしかった。本当に。

村上作品については思うところがありすぎて、なかなかまとめられません。。
言いたいことは尽きないし、頭の中はカオスで
ぐるぐるとして でも嬉しくて ビールが飲みたくなって。

そんな感じです。

あぁ、乱文。失礼しました。

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日出る国の工場



村上春樹のエッセイは、小説に比べてあんまり。。という声を聞きますが
私はエッセイも非常に好きです。

このブログのタイトルにもしましたが、ランゲルハンス島の午後 など
軽く読めるのに 体が浄化するようなこの感覚は、村上春樹のエッセイならでは。

今回は 少し昔のエッセイ 「日出る国の工場」について。

そのものずばり、工場見学レポート
村上春樹の工場好きはよく知られていて、
旅エッセイ「僕らのことばがウィスキーであったなら」でもそう書かれています。

工場の、独特な神秘的な雰囲気
そういう、なんというか
萌え、というか、なんかそういうのって分からなくもない。(笑)


中身は正直なんということのない本ですが、
ぼーっと読んでいると、人ごみの横浜から連れ出してくれるような
そんな洗われ方をする。

牧場を工場、と捉え、経済動物たちの午後を描く。
現代の変わらない毎日だからこそ、ふと吐く息が貴重です。



村上春樹ビギナーの方でもしこのブログを見ている人がいたら
最初の村上エッセイ、にはお勧めはしませんが(笑)
(最初はやはり小説から。短編もいいです。神の子供たちはみな踊る、など)
(エッセイならやはり、ランゲルハンス島の午後が。)

私にはとても面白く、必要な時間でした。

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